自転車のサドルのケツ(何て言うの?)に付いてるプレートみたいなのを俺のバイクにも取り付けたーい
という某X(旧Twitter)にて書き込みがあったので、俺んとこで出来るよーと引き受けたのは8月初旬。
書き込んだのはこちらのブログでも繋がりがあるつるおさん
愛車CB190SS(ウーヤンホンダ)を五羊(ごよう)ちゃんと名付けて愛でている。
その愛で方が独創的で素晴らしいといつも感心してブログを読んでいたので、微力ながらお力添え出来るならと銘板製作を名乗り出たのである😌
寸法とざっくりデザインを送ってもらい……
何度かのやり取りをしてデザインを固めて……
デザインを決定!
フィルムをUVプリンターにて出力!
……あれ?
そう、今まさにつるおさんのデータを出力する直前にウチのUVプリンターが昇天😇😇😇
外注依頼するも外注先でも何故かトラブルで遅れて結局新しいプリンター入荷とほぼ同時にフィルムが出来上がって来るという🙃
そんじゃもう新しいプリンターのテストも兼ねてつるおさんのデータをたくさん出しちゃえと……あれほど欲しかった時にはトラブル続きで手に入らなかったフィルムが今は山の様にわっさわっさと出力される😳
山の様なテストフィルムからOK牧場の選ばれしモノ
以下、作業工程なので飛ばして結構デス
このフィルムを脱脂したステンレス材(SUS304)に感光剤を薄く引いた上に置いてUV照射して感光させ、お湯で感光しなかった部分を洗い流す。
バーニングという焼き作業をして感光剤をきつね色に焼き、強度を上げつつピンホールの修正をする。
裏面が腐食されない様に保護膜を貼り、腐食液にて約10分程度腐食させ、更にエッチングマシンという洗濯機みたいな機械に入れて腐食液をバッシャバッシャとぶっかけて腐食させる。
腐食後はしっかり洗い苛性ソーダ(強アルカリ)にて中和後に再度洗って乾燥。
指定色はブラックなのですが、エアガン塗装か刷毛塗装か少し迷う。
綺麗なのはエアガンだけど、つるおさんが目指しているのはネオレトロ?(だっけ?)
レトロ調の味を出すなら絶対刷毛塗りでしょ😁
てな訳で塗装して色焼き、そう焼き付け塗装なのです。
なので刷毛塗りだろうがガン塗装だろうが塗装面が落ち着いて焼いてしまえば、見た目はそんなに変わりません😌
でも、僕らが見ればやっぱり何か違うんですよね。
色を焼いて冷めるのを待ってから60度のお湯に30分くらい漬け込みます。
これは余計な部分に乗ってる色を落とす為に焼いて強固になってる感光剤を潤かす(ふやかす)のです。
充分に潤かしたらセルというアクリルの板で感光剤ごと色をこそぎ落とします。ガシガシ!
こうして腐食されて凹んだ部分に入った色は残り、腐食されていない部分の色は感光剤と共に落ちていくので乾燥させて銘板が出来上がります。
仕上げに表面保護のクリヤをガンで吹き、これも焼き付けてエッチングは完成です。
今回は艶出し、艶消しと2種類クリアを吹きました。なかなか口頭で艶出しと艶消しどっちがいい?と訊いてもピンとこないだろうし、実際に見てもらった方が良いかなと😌
さて、今度はこれをカットして仕上げていきます。
今回は0.5ミリ厚の材料だったので足踏み断裁出来ますが、これ以上厚いとシャーリング断裁しないといけません。
プレスで穴を開けて…
バリを取って…
やっと完成!
お待たせしました!速攻で発送!!
言う割にはレターパックでノンビリ旅🙇♂️🙇♂️🙇♂️
発送から3日後……
つるおさんが某X(旧Twitter)に取り付け画像をあげてくれた!
すげー喜んでくれてるのが伝わってきて僕も嬉しい☺️
取り付け(リベット留め)も上手くいったみたいでよかった、よかった😊😊😊
………
……
…
え、カッコ良く付いたから来週こっち見せに来る?😳😳😳(先週のお話デス)
さすが、思い立ったら即実行のつるおさん🤣🤣🤣