一体どれくらい無言で立ち尽くしていただろうか……受話器の向こうで困ってる自動車学校のお姉さんが『ちょっと待ってください』と電話口から離れた。
暫くして電話口に出たのは自動車学校の校長という人物。
その校長が言うには……小型二輪なら18歳未満でも教習可能(なぜ?)なので、先ず小型を取ってそのまま中型にステップアップしませんか?
通常なら割高になるけれど、こちらの不手際があったので最終的に掛かった費用は大幅に割引きさせていただきます。
正直、最初は中型二輪のレーサーレプリカ乗りたいばっかなので、段階的とはいえ全く眼中になかった小型二輪の免許を取るのにもの凄く抵抗がありました😥←坊やだから
しかし、とにかくバイクに乗りたい三年間の我慢の限界だった僕はその提案に乗っかりました。
翌日、無事に入校した訳ですが入校式にはバイクブーム真っ只中という事もあり、バイク教習生は結構たくさんいたので僕は仲間を見つけた気分になりワクワクしていたのです……教習が始まるまでは😐
あんなに大勢いた二輪教習生。
その全てが中型二輪で小型二輪の教習生は僕だけ😳
キャッキャキャッキャ🤣と楽しそうな(僕にはそう見える)中型二輪の教習車はとてもカッコ良いCBR400F(K)
中型教習とは少し離れた狭いスペースで小型二輪の僕に授けられた?教習車は……ボロボロのCB125T😵😵😵
いや、今ではCB125Tってカッコ良いとマジで思うし、正直なところ余裕あれば欲しいとも思う。
しかし、しかしですよ?
FZ400Rや……
そんなレーサーレプリカに憧れる当時のナベヲ少年(坊や)にはホンダCB125Tがいくら優れた小型ロードスポーツバイクだとしても、ただのビジネスバイクにしか見えんとですよ😵😵😵
本当に渋々でしたが、いざCB125Tに乗ってみると……重た!😳
それまで自転車メインで友だちの原付をちょろっと乗っただけのワテクシ。
125ccとはいえ自動二輪車の重さにびっくらこきました。😳😳😳
そして教習が進むにつれてだんだん乗れる様になってくると……不思議なものです、あれほど嫌だと感じたCB125Tが凄く愛おしく感じるのです😍
当時はYouTubeはおろかインターネットすら無い時代だったので、今と比較したらそりゃもう情報源は乏しく、ライディング教本なんか読んでみるもバイクをちゃんと乗った事が無い訳ですから、イマイチ理解出来なかった事がなるほど!と突然理解出来たりするのが凄く楽しかったです😊
結局、扱い易い教習車のお陰もあり追加講習を受ける事なく小型二輪免許を取得して、そのまま中型二輪教習に移行しました😊
憧れた(一時的に)CBR400Fに乗れる!
凄くワクワクして中型教習に入ったのですが、125cc→400ccになって最初に思ったのは……重た!😳(こればっか)
僕自身、華奢で力無いのは分かっていたけど、とにかくCBR400FはCB125Tが茶碗だとするなら漬物石レベル😵
狭い教習所のコースを良い感じでアクセル開けれたCB125Tと違い、気持ち良いには程遠い😥
さすがに乗ってると慣れてくるけど、バイクは軽い方が楽しい!と思ってしまい、この時の印象がこの後三十年以上続くバイク選びに大きく影響します🤔
FZ400RやGSX-Rなど400ccより軽くてハイパワーな2スト250が楽しいんじゃないか?
僕が選んだ最初のバイクは型落ちの新古車ヤマハTZR250😊
こうして僕は50才になるまで途切れる事なく付き合ってきたオートバイとの第一歩を踏み出したのでした😙