SR and JAKE

SR400 40th anniversaryを愛でるブログ

SR400 グリスアップ

SR400を手に入れてからもう直ぐ一カ月が経とうとしています。

乗り回したいのは山々ですが、時期的にあまり走行距離を稼げません😥

現在の総走行距離は323キロ(笑)
コンディション良い日にMT-09なら一日で走れちゃう距離です。

ま、焦らずのんびりと慣らし運転を楽しみます😁


さて、基本設計は古いSR。
今どきのオートバイには無いモノがチョイチョイあります。

車両右側のサイドカバー下にある工具入れを開けると……

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蓋の部分にグリスニップルが付いております。

これを使ってスイングアームピボットシャフトのグリスアップ。
定期注油する事がサービスマニュアルにも記されています。

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左右ピボットシャフトに付いている蓋ボルトを8ミリのソケットで取り外します。

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外したらどちらか一方にグリスニップルを装着します。

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そして反対側は押し出されたグリスで汚れない様に……

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ニップルにグリスガンを使ってゆっくりとグリスを注入します。
反対側からグリスが出てくれば終了です😁

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ちなみに使ったグリスはAZグリスのリチウムグリス。

サービスマニュアルを見ると推奨グリスはヤマハグリースBとなっていますが、ヤマハグリースBはリチウム石けん基のグリースで、耐水、耐熱、耐漏れ性、せん断安定性に優れた万能タイプ。
ちょう度は2号で使用温度範囲は-25℃~120℃となっています。

AZリチウムグリスはリチウム石けん基のグリスでちょう度も使用温度範囲も同じです(値段は安い)
ちょう度とは粘度を表しており、2号はグリスとしては普通ですね。

グリスには種類があり適材適所で使うのはもちろんですが、性能はやはり値段に比例していると思いますんで高温高回転のエンジン内や多大な負荷が掛かる箇所にはそれなりのグリスを使いますが、ニップルで定期的に注油出来る箇所ですので純正じゃなくても良いかなと。

……しかし、さっきからずっと注油してるのに一向に出てきません。

あまり激しく注油するとオイルシールが外れてしまうので焦らずゆっくり入れ続けてたら……

出てきました!ニョロロ~

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うーむ、これだけ入れ続けてやっと出てきた。しかもグリスのこの色を見ると新車時にはスイングアームピボットシャフトにはグリスが充填されてないのかもしれませんね。
もちろん、組み付け時にはシャフトにグリスを塗ってあるとは思いますけど。


ちょっと心配になったのでもう一箇所のグリス注油部であるリアホイールのハブベアリング。

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ここには最初からグリスニップルが付いております😁

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ここもヤマハグリースBなので同じグリスを注油します。

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こちらは入れ過ぎちゃうとハブダンパーにもグリスがまわってしまうので注意しながら……

ニップル下の穴からグリスが出てきたら終了。

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しかし、このグリスアップ箇所については取説にも書いてなかったし、ちゃんとSRの事を知ってるショップで定期点検してないとグリスアップされないと思うけどな。

実際、中古車にはシャフトがグリス切れで抜けなかったという事例もブログで見たけど、どうなってるんでしょうね😥


もしかしたら、改良されてあまり気にしなくても良くなって……そんな事はないか😅