バイクに乗り始めた若き日のワテクシ。
バイクって基本的にひとりで乗るもんですが、若い頃はやはりバイク仲間が欲しいと思ってました。
そもそも寂しがり屋の上にチキンな僕は仲間が欲しい〜😵😵😵と思っていてもなかなか新規で見つけられまへん。
当時は携帯電話やインターネットも無かったので、先ずは連絡の取り易かった中学時代の友人(バイク乗ってるらしいぞというウワサのある)に連絡してツーリングしたりしてました。
もちろん、そこに女性はおりませぬ🤣
2台目の愛車となるゼファーを購入したカワサキショップに出入りする様になり、何人もの女性ライダーを目の当たりにして『バイクに乗る女性って結構いるんだ!』と驚いたものです。
当時の我々はちょっと硬派なネイキッド野郎に憧れておるアップハン貴族(なんだソレw)でしたので、立ち読みで女性誌を手に取る事すらありませんでしたが興味はありましたよ……男の子なんで。
それまでにもたまに遊ぶ女の子はいるにはいましたが、バイクの誘いがあるとそっちを優先して……とにかく休日はバイクに使うものだと考えておりましたんで愛想尽かされまくりでした😵😵
時にバイク業界的にはレーサーレプリカブームからネイキッドブームに移行してましたが、バイクブームはまだまだ続いており、今では信じられないくらい沢山の雑誌も発刊されておりました。
その中に女性ライダー向けの雑誌(以下LB)がありまして……
その中学時代の(モテない)バイク仲間たちと自宅で飲んでる時に仲間の1人がそのLBを持って来たんですよ、ネタとして。
その雑誌の中に『お友だち募集』みたいなコーナーがありまして……まぁ、今で言う出会い系サイトみたいなモンです。
しかし、当時は今なんかより男女が知り合うキッカケはとても少なくて、こういった雑誌のコーナーも趣味が合う人との出会いの場として結構賑わっておりました。
さて、宴もたけなわ……イイ加減に酔っ払った仲間がジャンケンで負けたヤツが罰ゲームとしてこのコーナーに応募しようと言い出しました……
……今も昔もモテない野郎が集まって酒飲むとロクなことを考えません。
硬派気取りの我々アップハン野郎どもはそんな馬鹿らしい事出来るか!って一蹴しましたが、その時に集まった連中は全員彼女がおらず、当時彼女がいる仲間は別の場所(おそらく彼女と)で飲んでいたであろう事に対する恨み節も炸裂して……ジャンケン大会開催の流れとなりました(笑)
そして、モノの見事に僕が負けました🤣
応募を渋っていると、ついさっき迄はそんなカッコ悪いこと出来るか!って言ってた連中が往生際が悪いぞ!っとノリノリで迫ってくる。
ウワサで聞いたけど、こういうのって掲載されるとめちゃめちゃ女の子からハガキがくるらしいぞ!😳😳😳
部屋がハガキで埋まるくらい来たら……オマエ、そん時はオーディション状態じゃねぇか!🤔🤔🤔
とにかく、説得されてLB編集部宛にお友だち募集のお手紙を書いたのです。
最初に酔っ払いどもが書いた内容はこんな感じ……
『はじめまして!
僕はゼファーに乗ってる〇〇才の健康男子です。近県の可愛い女の子、僕と一緒にタンデムツーリングしませんか?お返事100%です。写真同封だと嬉しいな😍』
………こんなの絶対にイヤ!!😢😢😢
さすがにハッキリ思い出せませんが、最終的にこんな様な事を仲間内であーでもない、こーでもないと何度も直しながら書き上げました。
『はじめまして。
僕はゼファーに乗ってる健康健全な〇〇才の男です。近県で一緒にツーリングしてくれる女の子いませんか?ただし、タンデムは不可です。』
『タンデム不可』は最後の最後までモメましたね……そんな事を書いたら部屋が手紙で埋まらなくなるだろーが!みたいな。
僕の硬派魂?のカケラも無い女友だち募集文掲載の雑誌が全国の本屋さんに並ぶと思うと流石に耐えきれない😵←既に完全に酔い覚めてる
『いや、これ(タンデム不可)は手紙を出すオレの最後のプライドなんだ!恥も外聞もなく女の子のお友だち(あわよくば彼女)募集に応募するオレの……生きた証なんだよぉ……(意味不明)』
と涙ながらに訴えたら『わかった。そこまで言うなら仕方ない。骨は拾ってやるからさっさと投函しに行こうぜ♪』
……で。
みんなで浮かれながら(僕以外)投函しにいきました😐(途中で手紙を捨てないか見張られていた)
楽しみだねぇ😊😊😊
と皆はその夜、僕の部屋で眠れない夜を過ごしたのです。
これ……フィクションって事で続きを書いても大丈夫でしょうか?